Recruiting 2025

[パパ・ママ座談会]働き続けるために、大切なこと

そごう・西武では、多様な社員が安心して働けるよう、つねに環境整備に努めています。
今回は仕事と育児に頑張るパパ・ママたちが登場。苦労と感謝の日々を語り合っていただきました。

Nanako Nozaki 野崎 菜々子

2010年入社。eコマース部に所属し、「CHOOSEBASE SHIBUYA」のブランドリーシング兼ストアマネージャー。団体職員の夫、長男との3人暮らしで、保育園への送りを担当。時短勤務を活用している。目下の目標は「Webマーケティングの勉強時間をつくる」こと。

Masashi Okano 岡野 将史

2015年入社。商事事業部 東日本営業統括部に所属し、営業担当として法人企業に制服や防災用品などの提案を行う。妻、長女と生まれたばかりの次女の4人暮らし。毎朝長女を幼稚園に送り出し、迎えはフルリモート勤務の会社員である妻が担当。相談相手はいつもママさん上司なので、パパ友も絶賛募集中。

Ryoko Yamada 山田 涼子

2011年入社。西武池袋本店営業サポート部で営業支援担当スタッフを務める。公務員の夫と長男、次男の4人家族で、2時間30分の時短勤務を活用して次男の送り迎えを毎日行う。以前は嫌だった長距離通勤が、今では誰にも邪魔されない至福の時間だとか。

※所属や職務に関する記載は、2024年4月の情報です。

充実した制度と温かい職場の仲間が、
4年ぶりの復帰を支えてくれた。

  • 岡野

    本日は仕事に育児にお忙しい中ありがとうございます。若くして子どもを二人持ったという理由だけで、私がパパ代表に選ばれてしまいました(笑)。どうかお手柔らかにお願いします。早速ですが、先輩お二人はこれまでどのような制度を活用されましたか?

  • 野崎

    長男の出産で、出産前・出産後休暇に加えて育児休職を丸1年取得しました。復帰してからはずっと育児勤務※1を活用していますが、夫の協力を得ながら最近は徐々にフルタイムに戻しつつあります。

    ※1 育児勤務:養育するお子さまが小学校6年生の3月31日になるまで1日の所定労働時間を30分単位で2時間30分以内の範囲で短時間勤務をすることができる制度
  • 山田

    私は長男、次男とあまり間をおかずに出産したので、4年間連続で育児休職※2をいただきました。復帰後はずっと2時間30分の育児勤務を使っています。

    ※2 育児休職:お子さまを自ら養育し、休職期間満了後も引き続き勤務する意思があると認められる社員の申し出により適用される休職
  • 岡野

    私は長女のときも次女のときも土日休とあわせて1週間の育児休職※3をもらいました。たった1週間でも出社のときは緊張したくらいですから、1年もブランクがあると復帰の準備だけでも大変だったんじゃないですか?

    ※3 育児休職の期間が連続5日以内の場合、月例賃金を支給し勤務したものとして扱います
  • 野崎

    復帰前に人事部の方と面談をして、以前にいた古巣の部署に戻してもらったんですよ。上司も同僚も顔見知りばかりだったので、余計なプレッシャーもなく戻れましたね。それと、社内にパパ・ママのコミュニティーがあって、オンラインで参加しては復帰後の心構えなんかを伝授してもらって、大いに参考になりました。私は1年だから比較的スムーズに戻れましたけど、4年だと不安も大きかったのでは?

  • 山田

    それはもう(笑)。正直なところ、復帰して辛かったら辞めようくらいに考えていました。でも職場の人たちがとても温かくて、「早く帰らなくて大丈夫?」「無理しないで」としょっちゅう声をかけてくれるので、「家に帰りたくない!」くらいの気持ちになりました(笑)。それと、少しでも家事の負担を減らそうと最新の家電製品を取り揃えたんですね。無駄な家事はしない。頼れるものはお金をかけてでも買う。これが大当たりしました。

  • 岡野

    同感です。我が家もその作戦でいきました。妻がフルリモート勤務でずっと自宅にいるので、家事負担の軽減だけでなく、気持ちが豊かになるようちょっと贅沢なくらいの買い物をしました。

  • 野崎

    看護休暇※4も何度か取りましたね。子どもが熱を出したと保育園から連絡が来て、午後から半休とか。1時間単位で取れるので、とても便利です。

    ※4 看護休暇:小学校入学前のお子さま(未就学児)を養育する社員の申し出により、病気・けがをしたお子さまの看護のために付与される有給休暇
  • 岡野

    私はよく在宅勤務を活用していますが、制度もさることながら、上司や同僚が代わりを務めてくれるなど、周囲の協力体制に助けられている気がします。商事事業部では、復職後に時短勤務をしながらセールスを続ける女性が増えていて、私の上司のように出産を経てマネージャーになる人もいるので、サポートする風土が自然と醸成されている印象です。

  • 山田

    本当にそうですね。家族がコロナやインフルエンザにかかってしまうと、何日も休まなくてはいけない。そんなときに「お互いさまだから」とすすんでフォローしてくれる。だから今でもこうして続けられているんだと思います。

工夫して、努力して、
家族と過ごす時間を大切に。

  • 岡野

    育児と仕事の両立で、何か心がけていることなどはありますか?

  • 山田

    いつ何が起きてもいいように、優先順位の高い仕事からやるようにしています。これができなくなった場合は誰に頼もうというのも必ず考えていますね。西武池袋本店はとにかく横に長いので、あそこまで行くならついでにここも寄っていこうという習慣はもはや体に染みつきました(笑)。

  • 野崎

    私も、自分にしかできないことを午前に集中してやるようにしています。確かに効率化のスキルは、出産して格段に上がりましたね。これがもっと早くからできていたらとさえ思います(笑)。

  • 岡野

    我が家では妻がずっと自宅にいるので、彼女にかかる負担が大きくなりました。そのため自分は、一分でも早く帰る、休日はとことん子どもと付き合うということを意識しています。

  • 山田

    私は土曜が出勤で月曜が休みなので、土曜はパパが一人で子どもの相手をして、月曜は私がひたすら家事に集中します。以前はこの休日のズレが嫌だったのですが、今ではとても助かっていますね。

  • 野崎

    私も復帰直後は土曜出勤・水曜休日だったので、夫のワンオペが大変そうだなと(笑)。今は土日が休みになって、家族で一緒に過ごす時間が増えてよかったと思っています。

価値観の違いを受け入れる風土が、
充実した制度や環境を後押しする。

  • 岡野

    学生さんはこれを読んで「やっぱり家庭と仕事の両立って大変そうだな」と感じるかもしれませんが(笑)、子どもを見ているだけで明日も頑張ろうという気になります。

  • 野崎

    それはもう間違いない。子どもができて「朝から元気だね」と言われるようになりました。自分の内面が変わったと思うことも多いです。

  • 山田

    私はこども服フロアを担当しているので、効果てきめんでしたよ。子どもの話し方でおよそのタイプが分かるし、お母さんたちとも同じ目線で会話ができる。

  • 岡野

    わかります。私は航空会社のお客さまを担当しているので、機内で配布するおもちゃの提案などに威力を発揮しています。子どもがいらっしゃる担当の方とも会話が弾むようになりました。ところでみなさん、ストレスはどのように発散していますか?

  • 野崎

    夫と子どもが公園に行っている間、一人でスタバにいるとか(笑)。子どもを寝かしつけてから、夫婦でゆっくり映画を観るのも癒しの時間ですね。

  • 山田

    私は何と言っても通勤時間です。電車の中は誰にも邪魔されない私だけの空間、スマホが恋人(笑)。あ、お昼休みもそうですね。従業員食堂で、人とゆっくり会話しながら、温かいご飯が食べられる。

  • 岡野

    また学生さんが悩みそうなので(笑)、制度の話に戻しましょうか。我が社の福利厚生はすごく充実していると、妻が言っていました。

  • 野崎

    ママ友たちと話していても、それは良く言われますね。入社前には気にもとめていなかったのですが、会社選びではとても大切なことだと思います。

  • 山田

    制度もそうですが、企業文化も大切ですね。社内には女性従業員が多いので、早くから家庭との両立に対する取り組みに積極的だったし、応援して当たり前という風土がありました。男性にとってもそうじゃないでしょうか?

  • 岡野

    そうだと思います。男性も育児休職を積極的に取得することを奨められますし、休みにくい雰囲気も全く感じないです。最近は男性でも1年の育児休職を取得することが推奨されているので、すぐに利用者が出てくるでしょうね。

  • 山田

    私は今でも、何かあったら仕事よりも家庭を優先しようと考えています。価値観は人それぞれで、職場がその違いを受け入れてくれるからこそ、今も働き続けられているのだと思います。

  • 野崎

    同感です。私は就職活動のとき、会社をスペックでしか見ていませんでした。若い社員の話を聞くのも重要ですが、長く働いている人の声にもぜひ耳を傾けてほしいと思います。働く上で本当に大切なものが見えてきますから。

  • 岡野

    きっと学生の皆さんの心にも届いたことでしょう。今日はありがとうございました!