そごう・西武は、さまざまな社会環境の変化に対し、商品やサービスの提供を通じて、さらなる環境負荷の低減を推進し「次世代に続く豊かなくらしづくり」に取り組んでいます。
そごう・西武では、2050年までに店舗運営に伴うCO2排出量ゼロを目標としています。店内(売場・後方)および屋外の既存照明のLED化をはじめ、新技術を用いた設備システムの導入により省エネを推進。あわせて段階的に再生可能エネルギーの導入を進め、2050年には事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーでまかなう目標を設定しています。また自社の排出量(スコープ1+2)のみならず、スコープ3を含めた全体での削減を目指しています。
西武池袋本店 本館地下1階=時刻をお知らせするLEDの柱
そごう横浜店「令和2年度ヨコハマ温暖化対策賞」受賞
そごう・西武では2030年までにプラスチック製お買い物袋の使用量をゼロとし、すべてのお買い物袋の素材は、紙などの持続可能な天然素材にすることを目指しています。その対応のひとつとして2020年7月から、プラスチック製お買い物袋をバイオマス30%配合の環境配慮素材に変更するとともに有料化を実施。またオリジナルのエコバッグを販売するなど、マイバッグのご持参をおすすめすることで、プラスチック製お買い物袋の削減に努めています。お買い物袋1万枚の削減につき1本分を、森づくりが必要な土地に木を植える活動として、認定NPO法人 環境リレーションズ研究所に寄付。海を守ると同時に森を育てる活動につなげています。
再生100%ポリエステルのオリジナルエコバッグ
そごう・西武では、2050年までに売上百万円あたりの食品廃棄物発生量を、2013年度比で75%削減。また食品廃棄物のリサイクル率100%を目標にしています。
西武池袋本店では、レストランや社員食堂で発生した生ゴミを有機肥料化。契約農家で利用していただき、生産された野菜を西武池袋本店で販売する「食品リサイクルループ」を構築しています。また西武所沢S.C.、西武東戸塚S.C.では地域のフードバンクと連携し食品を回収する「フードバンクキャンペーン」を定期的に開催。お客さまとともに食品ロス削減にむけた取り組みを推進しています。
西武所沢S.C.でのフードバンクキャンペーン
サステナブルを年間テーマのひとつにあげ、日ごろのお買い物のなかで環境に配慮した商品を提案しています。2019年からスタートした「地球にちょっといいことプロジェクト」は、そごう・西武とクリエーターとのコラボレーションにより、環境にも良いことにつながるオリジナルアイテムを商品化し、期間・数量限定で販売。百貨店でなくても買えるものに付加価値を付けて、百貨店でしか買えないものにする取り組みです。
3人のアーティストとコラボレーションした
「クリエーターズエコバッグ」
※画像の商品は過去に取り扱っていた商品で、
現在は販売していません。
お客さまのご用途やご要望を伺った上で、適正な包装を行う「スマートラッピング」。お客さまとともに「森林資源の保護とゴミの減量化」を推進しています。 お中元・お歳暮ギフトで「簡易包装」をお選びいただくと、4,000件につき1本分を、森づくりが必要な土地に木を植える活動として、認定NPO法人 環境リレーションズ研究所に寄付しています。
「スマートラッピング」
推進ポスター
お中元、お歳暮の
簡易包装
そごう・西武ではお客さまや地域の皆さま、行政、学校、NPOなど、さまざまなステークホルダーがつながる仕組みや場を提供することで、百貨店の活性化とともに、課題解決のヒントを生み出しています。
※くわしくはサステナビリティアクションをご参照ください。
そごう・西武では、2009年からお客さま参加型の植樹・育樹活動を推進しています。プレゼントギフトをご注文の際に、リーフマスコット付リボンを税込100円で購入する「グリーンラッピング」をお選びいただくと、その内の50円が認定NPO法人環境リレーションズ研究所の運営する「Present Tree」への寄付となり、植樹・育樹につながります。グリーンラッピングは80件で1本分。また、お中元やお歳暮ギフトの簡易包装は4,000件、お買い物袋は1万枚の削減で、それぞれ1本分の植樹につながります。
隔月発行される社内報では、売場の商品やサービスとSDGsの関連をシリーズで連載。SDGsを意識した、新しい店づくりのヒントにつながっています。
本業にも活用できる環境の知識を修得するために、上位職を中心に「eco検定(環境社会検定試験)®」受験を推進しています。2023年8月末現在のエコピープル(検定合格者)は累計で664名となりました。