標高1,500mの八ヶ岳山麓に広がる
高原リゾート「八ヶ岳高原 海の口自然郷」
大自然に抱かれるこの地に1988年に誕生
八ヶ岳高原音楽堂は、そごう・西武の別荘地「八ヶ岳高原 海の口自然郷」に立地するコンサートホールです。1984年に20世紀を代表する世界的ピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテル氏が来郷の際「ここは音楽に相応しい環境だ。世界に通用する音楽堂を。」と提言。1988年には、カラマツなどの木材を使い、音楽とこの地を愛する人たちの思いが詰まった「八ヶ岳高原音楽堂」が誕生しました。アドバイザーにはリヒテル氏と作曲家・武満徹氏を迎え、日本モダン建築の巨匠・吉村順三氏が設計を行いました。
八ヶ岳高原音楽堂はアーティストを間近に感じられる250席の理想的な空間。木のホールならではの柔らかい響きが体を包み込み、大自然を眺めながらのコンサートが楽しめます。歴代の出演アーティストは、アシュケナージ、マイスキー、キース・ジャレット、千住真理子、辻井伸行、山下洋輔、渡辺貞夫、森山良子、加藤登紀子、東儀秀樹など、幅広いジャンルの世界的アーティストが名を連ねます。
同音楽堂は自然に調和した美しい建築物として「‘89年毎日芸術賞」「’89年東京クリエイション大賞環境賞」を受賞。2018年には、地元の樹齢110年のカラマツ材で「チェンバロ」を製作。これを使った演奏会を継続開催しています。この 「八ヶ岳カラマツチェンバロ・プロジェクト」は、林野庁補助事業「第6回 ウッドデザイン賞2020 【優秀賞(林野庁長官賞)】」を受賞しました。